製作は、設計図をもとにFRPや発泡スチロールなどの素材を使って部品を掘り出す作業からスタートします。それらを造形物の形に組み上げ、塗装を施す、という流れで工程を進め、最終的にはご依頼された場所に造形物を施工・設置するところまでを担当します。

製作物は一つとして同じ物はなく、クリエイターとしてのこれまでの経験や勘をもとに、望まれる仕上がり感や使われる素材の性質などを見極めながら、取るべき手法を選択してつくり上げていくところが、この仕事の面白いところです。

苦労して完成した造形物が展示され、テレビや雑誌、イベント会場などで目にしたとき、大きな達成感を味わうことができます。

周りの先輩はみんな話しやすく、それでいて適度な距離感をもって接してくれる人ばかり。もともと人見知りなのですが、すぐに馴染むことができました。
勤務体系は、夜間の納入時などを除き、基本的に残業はありません。「クリエイティブな思考を保つため、そして作業の安全を確保するため、無理な仕事はしない」という会社の方針の通り、安心して働くことができる環境が整っていると思います。規則正しい勤務でプライベートの予定も立てやすく、とても助かっています。
これまでいろいろな案件に携わってきたおかげで、自分でできる作業の領域は増えました。でも、まだまだ技術的には勉強すべきところはたくさんあります。
一緒に作業をしている先輩の手元を見ると、あまりの上手さと手早さに驚くことも…。それと同時に「もっと上手になりたい」という向上心が湧いてきます。早く先輩に追いつけるよう、一歩ずつでもスキルを磨いていきたいと思います。